社長挨拶

株式会社とやまヒューマンサービス
代表取締役社長 石田喜章

今日では介護事業を展開する組織は数多くあります。ますます重要性が高まっていく分野であることは明確なのですが、とはいえ中長期の明確なプランを持ちそれを実践していかないと事業の存続を計ることなどできません。
 私たちの介護事業は、在り方を根本から問い直すところから出発しました。
 現場での介護の品質は当然ながら、それだけではなくて、介護サービスを提供する側とそれを受ける側双方の将来のために、事業の継続性にもしっかりと目を向けて、より上質な満足を末長く実現し続けていける方策を探って、実施してきました。
 その具体例や成果については以降の文章で紹介していますが、やや長文となりますので、まずは次の内容項目(A~F)の気になるところからお読みいただくこともできます。ご気になる項目をクリックして直接ご覧ください。

B:「お役立ち」の感覚を
 どんな仕事にも共通しますが、「お役立ちする」感覚は介護ではとくに大切です。相手のお役に立つことは、同時にこちら側にも喜びを伴った充足感があります。そのうえに、対価として収益がもたらされるなら、組織の維持・成長力となってさらなる介護サービスへと紡いでいけます。
 介護現場で「お役立ち」をスムーズに受け入れていただくために、私たちはまず「基本的な挨拶と接遇」を重視しています。毎回まごころを込めて挨拶することで、介護を受ける側と提供する側の間に信頼の連帯が生まれますし、そうした連鎖反応がやがてスタッフ自身の人間力成長にもつながっていきます。

C:未経験者やシニア層も広く募集
 介護の仕事について私たちは、スタッフの意識や組織の成長性の観点からも注視してきました。だからこそ、介護サービスへの高い意識を持ちうるスタッフの採用にも力を入れてきました。きっと介護のプロへと育っていくだろう人材を求めて。
 その考えは、私たちの職員採用基準にも表れています。より質の高いサービスのためには介護分野に限らない幅広い知識や経験がとても有効ですし、介護サービスを受ける側にはシニアな介護スタッフを求める傾向さえあります。当社のスタッフ募集では「60歳以上の方々にも活躍の場を」のスタンスで、介護経験のないシニアスタッフでも人柄を重視して積極的に採用しています。

D:県内初の介護あんしんアパート
 開業当初より当社は訪問介護サービスも行ってきましたが、そこから見えたのは、一人暮らしや高齢者だけのお宅が想像以上に多いという現実でした。こうした状況への対策が必要と考えた私たちは、住まいと介護サービスとを一体化した「介護あんしんアパート」を構想したのでした。
 このビジョンを掲げた当初は行政も懐疑的でしたが、やがて国が同じ方向へと介護事業の舵を切り始めたことで、県からも地域からも後押しを受けることができました。
 「困っている方に住まいを提供して、いつでも介護を受けられる体制を、ぜひ全国の先頭に立ってこの地で実現しよう」といった意気込みのもとに、県や地元行政の応援を受けて、私たちの「介護あんしんアパート」は県内初の施設として誕生しました。

E:行政との協調意識も醸成
 地元地域や県からも評価をいただく活動経緯もあり、私たちの事業と地域行政とは徐々に繋がりを深めてきました。改めて振り返ると、介護業務における地域行政との連携は様々な局面でとても重要な意義を持っていて、私たちの活動基盤は強化されました。市や町の側でも「介護に関連して何か困った事があれば、ここに頼めばなんとか対応してもらえる」といった信頼関係も生まれているようで、よくお声がけをいただくなど、地元行政との協調体制が築かれています。

F:若い社員にも選ばれる空気感
 ここまでご紹介してきた内容から、当社ではスタッフの意見が反映されやすい雰囲気であることはご想像いただけるでしょう。実際にそうしたスタンスは業務の姿勢にも表れており、「上司の指示どおりにやることが絶対ではなくて、各々のスタッフが自分自身の立場から考えて、一緒に作っていこう!」との意識が隅々に浸透しています。
 当社はシニア層も積極的に採用しているとお伝えしましたが、このような快活な空気感は、介護実習などで複数の施設を経験してきた若年層からも評価されています。そうして若い方々とも理念を共有し、みんなで働きがいのある会社を築いていきたいと思っています。 


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