弊社の石田社長が毎月職員に向けて発行している『お役立ちと成長』というA4版裏表の社内紙があります。
その第18号に『人間関係』と題した回がありました。
人は第三者に対しては、好ましく思える人が3割、好きでも嫌いでもない人が3割、嫌いな人が3割の割合で居るともとも言われます。
物事、そんなに単純ではないとは思いますが、他人なり第三者に対しては何某かの感情があることについては間違いないかと思います。
今回は、そんな「人間関係と感情」について考察してみたいと思います。
他人への負の感情を無くすにはどうすればよいか?
石田社長は解説の中で、ネガティブな感情を持ち続けたままだと、それが深層心理にまで影響を及ぼし、悪い運気をも引き寄せてしまうと述べた後に、その解消方法が紹介されていました。
それは、直接ではなくてもいいので、「心の中で和解していく」という方法です。
初対面であった人同士は、30秒後には第一印象が決定されるとも言われます。
直接の会話がなくても、身なりや立ち居振る舞いなども含まれますから、体調がすぐれない時や気分がすぐれない時などには特に気を付けたいものです。
紙に書いて感情を鎮める方法もある
以前、お役立ちと成長で紹介されていた「心の中で和解していく」という手法と似たような記事が紹介されているブログを目にしたことがあります。
それは、謝るということだけではなく、その第三者に向けての自分の思いのままの感情を紙に書き出してみるというものだったと思います。
「以心伝心」とか言いますが、片方がマイナスの感情を抱いていれば、おのずとそれは相手にも伝わります。
マイナスの感情は必然と言動にも表れるでしょう。
思っていることをありのままに、紙に書いて吐き出すことで自分の中で和解する方法とでもいうのでしょうか。
書くことによってスッキリし、感情を抑えられれるということもあるかと思います。
他人には相談できないようなことも、書き出すことで第三者的な視点で見られるかもしませんし、友達に話をしたらスッキリした、というようなことと似た効果があるのかもしれませんね。
複写ハガキの勧め
上記の話題とはちょっとずれるかもしれませんが、最近、私が始めた習慣があります。
それれは、ハガキを書いて毎日投函するというものです。
これは、相手は誰でも良いですし、かしこまって堅苦しい文章を書く必要もありません。
そして、文章や字が下手くそでもいいのです。
相手に対して思っていることや感じたことをそのままをハガキに書いて出します。
至ってシンプルな習慣ですが、私がこれをやり始めて一ヶ月半経ちます。
この複写ハガキの良い所は、控えが残るのです。
ですから、あのころはこんな風に考えていたんだな、とか、見返すことでその時の感情も思い出します。
そして、同じことを何度も書くこともありません。
私がこの複写ハガキを知ったのは、とあるYoutubeでアップされていた動画を観たことがキッカケでした。
その動画では『令和維新の二刀流は「紙とペン」:デジタル時代に輝くとアナログの光』という本が紹介されていたのです。
複写ハガキのには「桜咲(さくら)ハガキ」と命名されていました。
「桜咲ハガキ」を始めて一番の収穫というか、良かったと思うのは、その著者と毎日ハガキをやり取りするようになって交友関係が築けたこともありますが、様々な「気付き」毎日があるのです。
そして、今までは見過ごしていたような事象に対してもアンテナに引っかかるようになり、問題解決のスピードが速くなったり、複線的に時間が進むような感覚があり、生活の質が上がって充実感が増したように思います。
まとめ
話し方やコミュニケーション関係のセミナーなどに参加された方であれば、「メラビアンの法則」につて学ばれた方も多いかと思います。
これは、別名「7-38-55ルール(3Vの法則)」とも呼ばれます。
メラビアンとは人名ですが、アメリカ・カリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学名誉教授であったアルバート・メラビアンが、1971年に提唱したコミュニケーションの概念です。
メラビアンによると、人が誰かとコミュニケーションを取るとき、言語・聴覚・視覚の3つの要素をもとに相手を判断していると仮定し、「好意」「嫌悪」「中立」といった3つのキーワードで、それぞれ言葉と表情、態度が矛盾している組み合わせを見たときに、人はどう感じるかを検証する実験を行なったというものです。
その結果、聞き手に影響する割合が、言語:7%、聴覚:38%、視覚:55%であることがわかりました。
つまり、言葉による影響(話している内容)よりも、態度や表情の方が強い印象を与えるという結果になったのです。
俗に言われるところの「目は口ほどにものを言う」と言ったところでしょうか。
「第一印象は3秒で決まる」と大げさに言われたりもしますが、人はどうしても先入観を一度持つと、それがぬぐい切れないで引きずることもあります。
人に感情を伝えるコミュニケーションにおいては、言葉や態度・表情・声のトーンなど話し方を少し意識し、バランスをとって望みたいものです。
WEBマスター(Y)
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