いつもお仕事お疲れ様です(^^♪
以前、「磨きたい3つのスキル!」というコラムでは管理職やリーダーが身に着けたい3つのスキルを。」
「誰にも盗まれないあなただけの財産!スキルを身につけるには?」というコラムでは、ポータブルスキルについてご紹介しました。(タイトルをクリックしてリンク参照して下さい。)
今回はスキルつながりで、その分野の専門家と呼ばれるような「セミプロ」、「中上級者」になるためにはどれくらいの時間が必要か?ということで考えてみたいと思います。
一つのスキルを習得するはどれくらいの時間が必要なのか
このコラムを見ていらっしゃる方であれば、少なからず受験勉強や資格取得のための勉強をされた経験があるかと思います。
専門的な資格であれば、少なくとも一つの分野のスキルが身につかれたとも思います。
通説的に言われているのは、1万時間を費やして一つの分野の勉強をすれば、その道の専門家になれると言われているようです。
この通説となっている「1万時間の法則」ですが、マルコム・グラッドウェル氏のベストセラー『Outliers』において、成功へのマジックナンバーとして1万時間の法則を紹介されたものが世の中に広まったようです。
ネット検索すると「1000時間の法則もあるようです。
1000時間の法則
:中上級者、セミプロレベルになる
1万時間の法則
:その道の一流の人になる
稽古や習い事などで例えると解り易いかと思いますが、3年間、集中して修行すれば中級者クラスや名取、師範などになっているかともしれませんね。
楽器なんかだと解り易いかと思いますが、1年365日、毎日1時間の練習をすれば、3年弱で1000時間は軽く超えます。
そう言われても・・・・時間が・・・。という方は多いはず。
では、忙しい私達はどうすれば時間を捻出できるでしょうか。
社会人が勉強時間を捻出する方法
仕事が早い、とか仕事ができると言われる人達は、細切れの時間を使うのが上手だという話をよく耳にします。
働きながらだと、寝食を忘れるくらいの好きな趣味であれば別ですが、資格取得のためなんかだと、ついつい、明日は集中してやろう、なんていうことになりかねませんよね。
難易度がそんなに高くない資格試験だと、まず「100時間を目標にする」と良いようです。
ポイントとしては、以下の3つです。
①習慣化する
②好きになる
③目的を明確にする
まずは、①習慣化することが一番大事です。
先ほど、細切れの時間を使うのが上手な人の例を出しましたが、まずは、習慣化することが何よりも大事です。
家族が居れば、自分の自由になる時間が取れないということもあります。
極端な話、独りになれるのはトイレとお風呂の時間だけ、という現実も。
そんな時は、まずは独りになれる時間を作る必要があります。
仕事を終えて帰宅してからだと、どうしても雑用に追われたりしますので、朝が苦手な方は30分でも1時間でも早く就寝し、家族が起き出してくる前、朝の頭がスッキリした時間帯に時間を取るのが良いかと思います。
毎日習慣化できればそのうち、できない日があるとモヤモヤしてくるかと思います。
そして、次に②対象となるスキルなり資格の内容や技術に興味を持ち、好きになる、ということではないでしょうか。
私の場合だと、横文字の専門用語や法令、数字等は苦手です。
それでも、少しでも身近な例に置き換えてイメージすることができれば、より具体的に覚えられるようにします。
そして、③目的を明確にする、ということが一番大事かもしれません。
挫折しそうになったら、まずは、なぜ勉強しているのかを再確認します。
資格手当が増えて生活が楽になるとか、人助けになるとか、武芸だと精神修養のためとか、人それぞれだと思いますが。
一つのスキルを極める
一つのスキルをプロ級に身に着けたり、一つの分野の専門家になるためには1万時間必要ということです。
単純計算すると、毎日3時間を割いて勉強しても、ほぼ10年かかる計算になります。
現在のような多様性の時代においては、一つのスキルだけを武器にして人生の波を乗り切って行くには心もとないかもしれません。
それでは、本当に1万時間必要なのか?
天邪鬼で、楽することしか考えない私の場合は???と思ってしまいます。
今から医学博士になろうとか、弁護士になろうとすれば、確かに1万時間必要かもしれません。
しかし、そうでなければ、やはり一つのことに集中して取組むことや、先ほどの勉強時間を捻出する方法に加え、量より質が求められます。
また、よく言われる方法としては、同じ志の仲間をみつけて一緒に勉強・研鑽する、ということもスキルを極める上では近道の一つとも言えます。
特に武道や芸能、楽器、また技術や手わざ、ヒーリングなどの技能が必要なスキルだと、独学しているよりは短期間で習得できるかと思います。
そして、一つのスキルや資格を身に着けると言っても、それを極めようとすれば否が応でも周辺の関係スキルなり、知識も身につきます。
例えていうならば、誰の本で読んだかは忘れましたが、下記のようなことが書かれていました。
<一つのスキルを極めるには?>
あなたは、地面に穴を掘ろうとするとき、垂直に立ててスコップを入れないはずです。
一つのスキルを極めようと、深く穴を掘ろうと掘り下げれば掘り下げるほど、その周辺も広げて穴を掘って広げて行くことになります。つまり、一つのスキルを極めようとすれば、自ずと周辺の知識や、そこから派生してくるスキルも身につくことになります。
あとがき
私の場合は資格取得のための試験勉強と言えば、いかに楽するかしか考えない方なので、100時間どころか、限りなく一夜けに近い短期集中型でしか集中力が持ちません。
というべきか、勉強したそばから忘れてしまうのですから、困ったものです。
もし、教材があるとすれば、CDや動画を車の中で常に観るとかが関の山です。
今は昔と違ってネットで動画配信されているものも多いですから、カセットテープやCDの時代を生きてきたオジサンたちの世代とは格段にスピード感が違うようです。
とはいえ、まだまだ、新しいことに挑戦する心意気は何歳になっても失わないようにしたいと思う今日この頃です。
(ウェブマスター Y)
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