現状から抜け出して成長する方法とは?

いつもお仕事お疲れ様です(^^♪

前回は「成長」について考察してみました。

あくまでも私の個人的な感覚ではありますが、人間としての「成長」とは何か。
と問われれば、一言で表すとすれば「見えなかったものが見えるようになること」ではないかと。
興味のある方は『人生において「成長」は約束されている!』を参照くださいませ。
結局何を言いたかったの?と思われる向きもあるかと思いますが、今回はちょっと違った視点で「成長」についてみていきたいと思います。

気が付いたらゾーンに入っていた?

会社で業務を行っていると、営業成績でも良いでしょうし、上手くプレゼンができた、プロジェクトをまとめ切った、などなど何でも良いと思いますが、成績だけでなく「やり抜いた!」とい感じるときがあるかと思います。

表現はそれぞれあるでしょうが、「やり切った!」とか、「突き抜けた!」とかいう経験が誰にでも大なり小なりあるでしょう。

会社の業務ではなくとも、資格取得のための試験勉強でも良いでしょうし、スポーツでも、趣味を極めて行った中でもそんな体験があるかもしれません。

若い世代の方であれば、スポーツやゲームの世界で言われるような「ゾーンに入った」という表現がしっくりくるのかもしれません。

ゾーンとは、地域や地帯という意味もありますが、「集中・没頭しているときの心理状態」という意味もあるようです。

「成長」という観点で捉えると、何かに対して極度に集中して取組んできいると、今までできなかったことができるようになったり、解らなかったことが解るようになった感覚とでもいうのでしょうか。

心理学で言うところの「フロー」とも言えるでしょうし、「火事場の馬鹿力」がでたとか、「リミッターが外れた」というようなことだったり、スポーツの世界でいえば「無我の境地に入り込んだ」と言えるかもしれません。

つまり、「ゾーンに入る」とは、成長するための一つのキーワードと言えるのではないでしょうか。

ゾーンに入るにはどうすればいいのか

一度「ゾーンに入った」という経験というか感覚がれば、同じ状況に置かれた時には無意識に体や感覚が再現してくれるかと思います。
では、どうすればゾーンに入ることができるのでしょうか。

最近はビジネスの世界においても、スポーツ選手のみならず、「ゾーン」を意識することの必要性が説かれています。

「コンフォートゾーン」という言葉を聞かれたこともあるかと思いますが、これは「居心地のいい場所」という意味です。

成長という観点で言えば、居心地のいい場所に居続けると人間は成長しませんからね。

コンフォートゾーンを超えるには

コンフォートゾーンとは、心理学などで使われる心の領域のことですが、Comfort zone=快適なゾーンとそのままの意味のようです。

そして、そのコンフォートゾーンを超えて成長をしていくとき、次の3つの段階があると言われています。
・怖れの領域(フィアーゾーン)
・学びの領域(ラーニングゾーン)
・成長の領域(グロウスゾーン)

人が成長するとき、一番左のコンフォートゾーンから、一番右の成長の領域へと進みます。
その時一番難しいのは、「怖れの領域(フィアーゾーン)」を抜ける最初のステップです。
特に自分の周りにいる人たちが、コンフォートゾーンに居続けようとする人であるとき、最初の一歩を踏み出すのはとても勇気がいるはずです。

新しい行動を起こすための、一つ目のコツは、とても小さな変化を設定すること。
コーチングでは「Baby Step(ベイビーステップ)」と呼ばれていますが、 絶対にできる、小さなチャレンジから始めることで成功体験を経験します。

そして二つ目のコツは、新しい環境で、新しい経験をすること。
こういう場所へでかけていくと、コンフォートゾーンに留まるのではなく、あなたと同じように成長の領域へと向けて旅をしている人に出会うことが出来ます。
それは、同じように旅を続けるあなたにとって、とても心強く、お互いに刺激を与え合うこともできると思います。

https://coach-liberte.com/world-coaching/self-foundation/comfortzone-diagram/#i-0

あとがき

成長とはある意味、「自分の殻を破る」ことだとも思いますが、日本においては

守・破・離」という考え方があります。

これは、茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修業における過程を示したものです。
もとは千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある、「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」を引用したものとされているようです。

」:
師からの教えを忠実に学び、型や作法、知識の基本を習得する第一段階。「修」の字を置く場合もある。
」:
経験と鍛錬を重ね、師の教えを土台としながらも、それを打ち破るように自分なりの真意を会得する第二段階。
」:
これまで教わった型や知識にいっさいとらわれることなく、思うがままに至芸の境地に飛躍する第三段階。

私が若い頃にお世話になった、上司たちからは「一つのスキルを磨け」とか、「得意分野を身に着けろ」と言われていました。

今の時代には一つのスキルでは太刀打ちできないのかもしれません。
まずは一つのことに集中して学んだり取組むからこそ、見えてくる世界があるのだと思います。

そして、仕事が楽しいと思えれば最高ですよね。

(ウェブマスター Y)

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