目的・目標・手段を明確にして挫折しない人生を手に入れる!

いつもお仕事お疲れ様です(^^♪

社長から指示があって部署内で会議をしたが、手段ばかりに議論が集中してしまい、結論が出なかった。

冷静に考えると「社長から指示された本来の目的は一体何だったのか?」と、我に返ると言ったような苦い経験は誰にも少なからずあるのではないでしょうか。

仰々しいタイトルですが、今回から数回に分けて「目的」と「目標」や「手段」との関係性について私なりに考察してみたいと思います。

なぜ目的・目標・手段を明確にしなければいけないのか?

先ほどの会議での事例のように時間は費やしたけど、結論が出なかったような経験は誰にもあるかと思います。

特にリーダーや管理者の場合は、結論を急ぐあまり問題の本質からはずれてしまうことがあります。

今起こっている問題を解撤したり、目標を達成したい時などは、目的と目標と手段をはき違えないように行動することが大切です。

単純に表現すると、
目的=何のために取組むのかの理由(何のために)
目標=実現するために必要な到達点や通過点(何を目指して)
手段=実施することや内容・方法(どのように達成するのか)

というようなことではないでしょうか。

ダイエットを例に挙げると、こんな感じでしょうか。
・目的=理想の体型を手に入れる
・目標=1ヶ月2kg落とし、半年後に体重60kgになる
・手段=毎日ジムに通い、寝る前にはスクワットを30回行う

ここで、あれ?、と思ったあなたは鋭いです(笑)
私は、何で理想の体型を手に入れたいのか?と。

目的を突き詰めれば、彼(彼女)氏が欲しい、結婚したい、ちょっと年配の方であれば健康になって日本一周旅行したい、とかあるずですよね。

これは個人の目標ですから曖昧でも結構かと思いますが、それでも、目的が曖昧だと挫折したり、ダイエットだとリバウするという失敗を繰り返すことになるかも知れませんよね。

もし、あなたがリーダーだったらどうでしょうか。
自分のことだけではなく、立場上、組織や部署のこと、部下のことまで考慮しなくてはいけませんから、責任は重大です!

目的と手段は何故混同したりはき違えるのか?

先ほどはダイエットの事例でしたが、今度は大学受験を控えた高校生の場合はどうでしょうか。

目的=A大学に合格する
目標=センター試験で〇〇〇点を取る
手段=毎日2時間勉強をする

普通はこんな感じかと思います。

社会人であっても、資格受験であれば短期目標はこんな感じで良いかもしれません。
高校生であれば人生100年時代、80年以上続きます。
A大学に合格するのは何のため?ということを考えた場合、どうでしょうか。

良い会社に就職する、とか医者になる、弁護士になる、などあるでしょう。
大企業に入って社長になり、年収1億を稼ぎたいというもありでしょう。
更に言えば、社長になったらSDGsを実現させて世界の貧困をなくしたい!というその先を目指すのもありでしょう。
医者であれば、世の中の認知症をなくしたい。
弁護士であれば生活弱者を救いたい、などなど。

ダラダラと書いてしまいましたが、人生においては様々な出来事が起こります。
中途半端な目的だと、いつの間にかダイエットのことは忘れてジムに通うことが目的になってしまい、目的と手段が置き換わって結局はダイエットが失敗する、なんてことも。

このように、つい「目的と手段」をはき違えてしまうことにもなりかねません。

ビジネスでも明確な目的が大切!

企業という組織においても経営者やリーダーは様々な目標を掲げます。
企業においての目的はざまざまかと思いますが、その目的が集約されたものが「経営理念」であると言えます。

経営理念が「大目的」とも言えますが、それを達成するために企業では「中期経営計画」を策定します。

あるべき姿やなりたい姿を「ビジョン」として設定し、やるべきことを設定し、それを実現するための戦略を立案したり、いつまでに何をやるかという目標を決めて年間計画に落とし込んで行きます。

そして、更には部門の目標へと落とし込み、業績を伸ばしているような企業では更に個人目標にまで落とし込み、会社の目標と個人の目標をすり合わせる、ということまで行っています。

そういう意味では、「個人」も「企業」も考え方は同じと言えるかも知れません。

先程の受験生の例で言えば、
小目的=A大学に合格すること
中目的=医者になること
大目的=世の中の認知症をなくすこと

目的を達成するどころか、くれぐれも目的と手段を混同したり、はき違えたりしたくはないものです。

あとがき

世の中に勘違いしやすい似て非なる言葉や考え方が多くあります。
「目標と目的」や「目的と手段」もそうですが、「成功と成長」やビジネスで言えば「戦略と戦術」などがあります。

私ども介護の業界においては、ランクアップすると言えば、まずは介護福祉士の資格をとり、次はケアマネジャーの資格をとるというようなことがあります。

今回のコラムのテーマである「目的と手段をはき違えない」ということで言えば、何でケアマネの資格を取るのか?
ケアマネ資格が小目的だとすれば、
いずれは主任ケアマネになるという中目的の通過点があり、
主任ケアマネになったら地域の認知症で困っている人をなくしたいという大目的をもつ!

今やっていることは大目的を達成するためのどの時点なのか?
常にそんな意識をち、日々の仕事は単なる作業や業務の積み重ねではなく、人生を充実させ、豊かで楽しいものとしたいものです。

(ウェブマスター Y)

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