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「運も実力のうち」には深い意味があった!
先日、『体調管理も実力のうち?』というコラムで“運も実力のうちか”、はたまた“実力も運のうちか”という話題をご紹介しました。
(タイトルをクリックしてリンク先を参照して下さい。)
あれが正しい、これが正しい、ということではないと思うのですが、今回は『危機において運気を引き寄せるリーダー 七つの心得』というタイトルで行われた田坂広志氏の講演録一部を抜粋して「運も実力のうち」にはもっと深い意味があった、という内容で紹介をしたいと思います。
田坂広志氏講演録より
世の中では、「運も実力のうち」という言葉がよく使われます。これは、比較的軽い意味で使われる言葉ですが、本当は、極めて深い意味の言葉です。それゆえ、私は、こういう言葉を本気で自分の人生に重ねて語る方こそが、経営者として、リーダーとして、大きな成長を遂げていかれる方だと思っています。
では、経営者の「運の強さ」とは、「運気の強さ」とは、一体、何なのか。
そこには、百の定義があるでしょうが、私は、敢えて、一つの定義を申し上げたい。
それは、自分自身の運が強いことは当然として、それに加えて、自分が預かる会社や組織の運気を高めることができる力のことです。すなわち、「自分だけでなく、自分が率いる会社や組織の運気を高める力があるか」。この問いを、皆さんも、一人の経営者やリーダーとして、自分自身に問うてみて頂きたい。もちろん、この問いは、なかなかに厳しい問いであり、深い問いでもあると思います。グロービス経営大学院 特別セミナー
「危機において運気を引き寄せるリーダー 七つの心得」
(2020年12月6日開催/Zoomオンライン)コロナ禍の中で、多くの経営者が深刻な経営危機に直面している。こうした危機において、企業を率いる経営者や組織を率いるリーダーは、どう処すべきか。世の中一般で語られる「リーダーの危機管理の心得」などの次元を超え、さらに深い世界を見つめて歩み、危機においても運気を引き寄せるために、リーダーが心に刻むべき「心得」とは何か。 (肩書は2020年12月6日開催時点のもの)
田坂広志 グロービス経営大学院 特別顧問・特任教授
https://globis.jp/article/7970
多摩大学大学院 名誉教授/田坂塾 塾長
危機において運気を引き寄せるリーダー 七つの心得?田坂広志
あとがき
「自分だけでなく、自分が率いる会社や組織の運気を高める力があるか」。
リーダー職としては身につまされるというべきか、確かに深い意味がある、ということを怖いくらいに突きつけられます。
確かに、自分が強運の持ち主であることは言うまでもなく、共に働く社員もいれば、その家族もいます。
そして、取引先や地域の方々。
大勢のステークホルダーがいらっしゃる訳です。
“運も実力のうちか”、“実力も運のうちか”なんていう軽々しい考察をしている場合ではなかったですね。
日々、精進です!
(ウェブマスター Y)
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