いつもお仕事お疲れ様です(^^♪
前回のコラムでは、『会議は踊る!無い袖は振れぬが知恵を出せ?』ということで2024年度の介護報酬改定の目玉とも言われ注目されている「通所+訪問」という新サービスが創設されるかもしれないという動きをご紹介しました。(タイトルをクリックしてリンク先を参照して下さい。)
今回は、介護職員処遇改善加算等の申請様式が簡素化されるという動きについてご紹介したいと思います。
まずは、下記の動画をご覧いただければと思います。
【朗報】処遇改善加算3種類→1本化へ
色々と調べていると、「処遇改善加算の簡素化」に関する動画を見つけました。
非常に解り易い動画ですので、シェアさせて頂きたいと思います!
処遇改善加算等の申請様式の簡素化についての動き
介護職員等の給与明細にはこんな項目では記載されていないかもしえませんが、介護職員処遇改善支援補助金が支給されています。
現在はその支給枠が3種類存在し、手続きが煩雑であったのを一本化して簡素化するということが決まっています。
介護福祉士にしか支給できなかった当初の加算枠に加え、職種を問わずにある程度、申請者の自由裁量で支給できる枠もあるのですが、これらが不公平感をもたらすことになったりするという問題にもなりました。
そして、弊社のような複数の介護事業に加え、一部は障害者向けの事業もありますので、とにかく申請業務は半端なく複雑怪奇?となっています。
担当者は半ばノイローゼにならんばかりに申請書類の作成には頭を悩ませています。
それが簡素化されるということですから、まずは喜ばしいことかと思います。
直近では、
2023年1月16日に開催された第213回社会保障審議会介護給付費分科会において介護職員処遇改善加算等の申請様式の簡素化等について検討され、「介護職員の働く環境改善に向けた政策パッケージ」(令和4年12月)も踏まえ、事務負担軽減のため、令和5年度分の計画書・実績報告書の様式の簡素化を行うこととなりました。
第213回社会保障審議会介護給付費分科会(Web会議)資料 (mhlw.go.jp)
というアナウンスがありました。
今後の方針及び当面のスケジュール
大まかなスケジュールは以下の通りのようです。
◎改善事項(1)については令和5年度の計画書から、(2)については令和5年度の実績報告書から、(3)については令和4年度の実績報告書及び令和5年度の
計画書から適用する。
・令和5年2月末頃 様式変更の通知発出
・令和5年4月中旬頃 令和5年度分の計画書提出締切
・令和5年6月頃 令和4年度分の実績報告書提出締切
詳細は、厚生労働省が発表している『介護職員処遇改善加算等の申請様式の簡素化等について』という資料をご覧いただければと思います。
<https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001037308.pdf>
あとがき
ご紹介した動画にもありましたが、介護職員処遇改善金の内容については担当者以外はなかなか理解できないし、ましては説明できる介護職員はほとんどいらっしゃらないと思います。
これは、職種や勤務形態によっても変わるでしょうし、組織自体のベースアップや昇給が絡んでくると頭には?マークしかつきません。
ニュースで報道されるような金額を誰もが満額もらえるわけでもないですし、機会があればやはり、自身で処遇改善金の概要だけは押させておいた方が良いかと思います。
とにかく、行政が生産性向上を謳っているいるわけですから、より簡素化されて解り易くなるとともに、業務負担が軽減されることを願うばかりです。
蛇足ですが、コラムを書いていて作家の井上ひさし氏の
“難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く”
という言葉を思い出しました。
私はついつい、ダラダラと書いてしまうので肝に銘じたいところです。
(ウェブマスター Y)
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