とりとめのないタイトルですが、この意味がわかる方は少ないかもしれません。
介護に携わる私も、新聞の記事やウェブサイトを検索して知りました。
きっかけは、2022年9月に地元紙の北日本新聞に掲載された評論家 樋口恵子さんの提言に関する記事でした。
◎「ファミレス社会」⇒四親等以内の家族のいない人が増えるファミリーレス社会のこと
◎「BB問題」⇒貧乏ばあさん問題
「BB」は、「高齢社会をよくする女性の会」の理事長でもある評論家 樋口恵子さんの造語らしいですが、表現はともかく、介護現場にいる私たちも実際にご利用者と関わる中では時折遭遇するケースです。
超長寿社会の到来
総人口が減少に転じるだけでなく、その構造が急激に変化すると言われています。
高齢者人口と労働人口の予測については、よく目にする機会があるかと思います。
2025年問題や2040年問題をはじめ、人生100年時代と言われるようになって久しいですが、「2007年に生まれた子どもの半数が107歳まで生きる」と推計されるほどの超長寿社会が到来すると言われています。
100年たてば世の中の価値観も法制度も大きく変わる。 変化に合わせ皆がアップデー トできるよう高齢者にも“義務教育”を。
卒寿を迎えた評論家の輝口恵子さんが提言されています。
興味のある方は、「超高齢社会の新時代、男も女も老いを生きる 対談=樋口恵子×田原総一朗『老~い、どん!』(婦人之友社)刊行を機に」
のウェブ記事を参照して頂ければ良いかと思います。
(https://www.evernote.com/client/web#?an=true&n=4a36ea41-0910-4ea9-add0-df736d6ba116&)
老後の生活設計と公的年金
筆者が40代の頃には年金のことなど考えもしなかったことですが、小学生、中学生の子供をもつ40代のシングルマザーの友人が2人います。
先に触れたBB問題にも通じるところがありますが、この2人は口を揃えて言います。
子供を当てにもしていないが、自分が働けなくなったら年金も雀の涙程度だろうし、生きていけない、と。
「今からでも玉の輿を狙えば?」と冗談めかして言うものの、彼女たちにとっては切実な問題です。
これは、「非正規雇用」と呼ばれる就労者なども含め、シングルマザーに限ったことではないでしょう。
いたずらに不安を煽ったり、恐怖感を助長する必要もないかとは思いますが、介護や福祉に携わるものとしては、避けては通れない問題であるということを、改めて考えさせられた新聞記事でした。
(ウェブマスター:Y)
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